WILLER TRAVEL

2012年03月25日

【甦る鐵路】JR全線復旧第1号・八戸線

20120320_hachinohe2.JPG東北新幹線・八戸から久慈を結ぶ八戸線。三陸縦貫線の北端でもあります。八戸線も東日本大震災により被災しましたが、八戸側から順次運転再開され種市〜久慈間が3月17日より復旧。同日をもって八戸線全線の復旧が成りました。JR東日本の津波の被災を受けた路線で全線復旧最初だそうです。こちらも復旧早々の3月20日に乗車してきました。


東北新幹線八戸駅で下車。八戸線は新幹線から一番遠い1番線から発車します。やってきたのは懐かしさも感じる首都圏色とも言われる国鉄時代の朱色のディーゼルカー3両編成。しかし車内に入ると真新しい津波発生時の避難体制やら、非常時用の梯子が装備され被災路線を伺わせます。ちょうど祭日のお昼時の列車、部活の高校生が主な乗客です。途中駅鮫までは「うみねこレール八戸市内線」と路線愛称が付き八戸市内の足として1時間に1本程度の列車が確保されています。鮫から久慈までは1日9往復のローカル線となります。

市街地を抜け太平洋が見えてくるといかにも太平洋的な青い海と白波。海沿いの松林と無骨な岩場が海岸路線を演出してくれます。しかし、この美しい海が、牙をむくと恐ろしいことになることも肝に銘じておかなくてはなりません。

20120320_hachinohe3.JPG鮫を過ぎても3両編成の車内は程よく乗車しています。久慈〜八戸の都市間輸送も担っているのでしょう。種市からは1年ほどの運休の後今回運転再開した区間。駅には地元の中学校の生徒会の復旧歓迎看板が、そして陸中八木〜有家間の海岸には地元の方がたからなのでしょう、ドラム缶に「ありがとうJR」「新しいスタート」のメッセージが。思わず涙が溢れてきました。

終点久慈駅を前に海岸沿いから一旦内陸部に入り峠越えの区間に入ります。陸中夏井駅の近くではキャッチボールをしていた小学生(高学年ぽい?)がキャッチボールを止めて列車に手を振る姿。地元の方々に熱望されていた路線なんだなって改めて感じました。

列車が終点久慈駅に到着すると駅スタンプを押してる部活帰りっぽい高校生のグループがいました。部活の帰りなのかな?と思うと復路の同じ列車に乗っていました。話を聞いてみると八戸市内の高校生らしいのですが、鉄でもないけれど自分たちの列車が震災から復旧したから乗りに来てみたとのこと。ここでもアツいものが湧き上がってこずには…。

あらためて、鉄道は2本のレールで、ヒトやモノだけでなく『想い』を運んでいるんだと感じさせてくれる八戸線のアツイ旅となりました。人々のアツイ想い、夢、希望を運んで今日も列車は走り続けます。

鉄道コムで「八戸線」を検索
posted by Kissy at 11:58| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 甦る鉄路 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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